どうも、木村(@kimu3_slime)です。
高校数学の微分・積分、昔学んだけれど、難しくてあきらめてしまった。どこから手を付ければ良いのかわからない。
そんな方へ、読み放題サービスKindle Unlimitedの対象となっている「苦手な「微分・積分」を5時間で攻略する本 中学数学の応用で解ける! 「勉強のコツ」シリーズ」を紹介します。
どんな本か
「苦手な「微分・積分」を5時間で攻略する本」は、高校数学の微分・積分を、やさしくコンパクトに解説した本です。
微分・積分と一般には言われますが、それが含んでいる話題は多いです。その中でも、最低限のエッセンス、計算にしぼって話が書かれていると思います。
その理由のひとつは、高校数学で通常扱われる、三角関数・指数関数・対数関数が登場しないこと。出てくる関数は、1次関数、2次関数、3次関数のみ。これなら中学レベルの知識で理解できます。
また、簡単なレベルのクイズで計算と考え方が身についていくようになっているので、実践的で良いと思います。
引用:苦手な「微分・積分」を5時間で攻略する本 No.25
微分・積分といっても、そこに含まれる話題の範囲や問題の難易度はバラバラです。まずはこうしたレベルの簡単なレベルで、一回全体像をつかんでみるのは良いでしょう。
内容はすべて中学数学の知識で説明されていて、どんな知識を使っているかも明示されています。もしこの本を読んでその部分がわからないと感じたら、微積分を身につける前に、中学数学の復習をするしかないと思います。
目次
- 微分とはグラフの接戦の傾きを求めること
- f'(x)の符号を調べると関数の増減がわかる
- 微分を利用して、値の変化を調べる
- 積分とは微分の逆をすること
- 積分を利用して面積、体積を求める
気になる点
さきほども書きましたが、三角関数・指数関数・対数関数の微積分はこの本では扱っていません。大学数学の微積分を学ぶなら、これらの知識は必要です。
また、「積分とは微分の逆をすること」という説明は、簡単さのための方便です。「積分とは面積を求めること」と書いてある部分もありますが、その説明はありません。初学者のためならば悪くない方便だと思いますし、実際の高校の授業でも、こうした説明があるかもしれません。
ただ、深く微積分を知りたいならば、鵜呑みにはしないでください。計算上は積分が微分の逆ができれば良いというのは確かですが、それでは積分が面積の問題に役立つ理由がわかりません(この本では例を交えて「説明」されてはいますが)。微分と積分の対応関係は不思議なもので、全く明らかではありません。この対応関係=微積分学の基本定理は、微積分学を誕生させる驚くべき事実だと思います。
とはいえ、難しいこと抜きにして微積分の計算をできるようになっておくことは、その後の大学での勉強のベースになります。ぜひこの本で身につけておきましょう。
僕は「苦手な「微分・積分」を5時間で攻略する本 中学数学の応用で解ける! 「勉強のコツ」シリーズ」を、Kindleの読み放題サービスKindle Unlimitedで読みました。登録してあれば無料なので、ぜひ試しに読んでみてください。少しずつ微積分にチャレンジして、できることを増やしていきましょう。
木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。
苦手な「微分・積分」を5時間で攻略する本 中学数学の応用で解ける! 「勉強のコツ」シリーズ
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