つまらない授業や講義の暇つぶし:自習のすすめ

どうも、木村(@kimu3_slime)です。

授業や講義がつまらないと思ったことはありますか? 僕はあります。

60から90分の間、内容の決まりきった話を座って話を聞くだけ、ノート(板書)を取るだけというのは、退屈なのが普通じゃないかと思っています。集中力切れますし。

しかもですよ? それをやって勉強ができるようになるなら良いのですが、僕の場合あまり効果はありませんでした。結局、テスト勉強や受験勉強といった、自習(自主的な学習)の時間が必要になるのです。

僕は真面目に勉強しようと思ってから、授業や講義には出席しながら、基本的に自習するスタイルになりました。そこで今回は、自習のすすめとなる話をしていきます。

 

範囲にとらわれず学ぶ

授業や講義のつまらないところ第一位は、学ぶ内容がカリキュラム・シラバス・教師によって決まっているところです。僕たち学習者はインプットをその通りに受け入れるロボットではないのに、集団授業のスタイルは画一的で固定化しています。

小学校のときは顕著ですが、自分が既にわかっている内容を時間をかけて説明されても、つまらないです。逆に、全くわからない、興味を持てない内容を続けられてもつまらないです。そして小中高では、なかなか授業を自分の興味や学習進度に応じて選択することはできません。

 

自習のメリットとして、自分が面白いと思うところ、自分がわからないところを対象にできます。自分にとってわかるところは飛ばせますし、難しいところには時間がかけられます。

僕は小中高を通して、家では宿題を含め全く勉強しないタイプでした。それでも、人並み以上にはテストで点数は取れていました。なぜかといえば、自分のペースで教科書を読んだり、問題集を解いていたりしていたからです。

授業は退屈だし、寝ていると怒られるから、できる暇つぶしと言えば勉強になったのです。教科書からこれから先の話の展開を読みとったり、既に通り過ぎたが苦手意識のある内容をやり直したりしていました。どうせテスト勉強で自主的に学ぶならば、そもそも授業中にやってしまえば良いのです。

 

大学受験の時期は、自分でレベルのあった参考書・問題集を探して、学校の授業より速いペースで学習を進めていました。そうしないと、僕が目指していた大学の入試に間に合わなかったのです。自分のペースで学びを進めて身につける感覚は、ゲームのように楽しめます。アウトプットの主体が自分にあるからです。

都内の中高一貫校(進学校)の友人の話だと、高校2年後半の段階で、一通りカリキュラムは追えていて、授業には必ずしも出なくて良い状態になるそうです。そこで、塾の自習室を利用していたりする。学校自体が自習を推奨し、興味のある授業に出席してもらうスタイルです。僕はそういう世界があることは、高校生の時点では知りませんでしたが、やはり自習は学習の基本なのだなと思いました。

 

大学に入ってからは、学ぶ内容が大量に増え、講義のペースについていけなくなりました。それでも講義には出ていたのですが、あまりに自分のモノにできませんでした。大学の数学は難しかった。

出席しなくて良い講義は出席せず、自分のペースで勉強するようになりました。数学については、学部2年で扱う内容であった集合論の教科書を、図書館で探し、自分にもわかる部分を少しずつ増やしていきました「学ぶべきことは先生が与えてくれる」学習観をここで抜け出し、「自分で学ぶべきことを見つける」スタイルを身に着けたのは、大きな収穫でした。

参考:大学の数学の勉強についていけなかった経験談、その解決法数学を楽しむ方法:小さなできる・わかるを増やして自信をつけよう

授業が進むペースと、自分が理解する(したい)ペースが合わないことはよくあります。基本的に、授業や講義は自分には合わせてくれません。それならば、自分なりに苦手なところに時間をかけ、先に進むべきところは進んだほうが、時間と精神力をかける意味があります。真面目に授業を聞くことは、自分の勉強に効果があるとは限らないのです。

参考:数学で学ぶことが多すぎる? 焦らずに周回すれば結果的に最短に

 

自習のサポートとしての授業の活用法

逆説的ですが、自習の習慣が身につくと、授業や講義のありがたみも感じられるようになります。

授業中に関係のない勉強をすることは、「内職」と呼ばれ先生に怒られることがあります。僕は学ぶ教科は合わせるか、教科書は出しつつ、自分用の問題集を解く、といった時間の過ごし方をしていました。これなら退屈ではありません。

自習をしているからといって、全く授業を聞かないわけではありません。もちろん、授業は自分の学習の参考になります。簡単な内容をきちんと理解しているか、誤解していないかという学習姿勢のチェック。また、教科書には書いていない先生の話は、面白く聞くことが多いです。ラジオ感覚で、つまみ食いするのがちょうど良いです。

また、授業は良いペースメーカーになります。自分が周りの学生より遅れすぎていないか、進んでいるかどうかの判断基準になります。特に必修の授業や講義はそうですね。学部1-2年の時期は遅れを取り戻そうとしていましたし、それ以降は「自習貯金(予習)」ができるようにしていました。

 

「授業がつまらない」と感じていたのは、学ぶことを100%授業任せにしていたからだと思います。授業を聞いたりノートを取っていた時期も僕はありましたが、それは結局自分の頭に何も残りませんでした。それはインプット過多なのです。僕の経験的に効果のある学習では、アウトプットできるようになろうという意識が9割で、アウトプットのために必要な知識を教科書から持ってくる意識が1割です。

普通の授業や講義は、あまりにインプットに時間を取りすぎていて、かつインプットの量が多いです。インプットに対してアウトプットのペースが間に合っていないのです。処理しきれない大量の話をされ、問題で確かめる機会も話してアウトプットする機会もないというのは、そりゃ退屈だし身につかないというものです。実践をせずに、上達するわけがありません

 

アウトプットを楽しむ

授業を楽しんでいなかった僕ですが、それでも楽しめた授業にはアウトプットの時間がありました

小学校の時は、何でも良いからノートに数ページ書いて定期的に提出するという課題を出す先生がいました。いくつかはピックアップされ、学級通信に載ります。宿題を出さない僕でしたがそれには取り組んで、迷路を描いたり、2のべき乗の計算をしていた気がします。

高校の時面白かったのは、5人程度の少人数の英語のクラス(いわゆる朝補修)でした。問題を解いて、先生の質問に答えるスタイルで、会話があるので退屈しません。「隣の人と会話して相談する時間」も設けられ、考えを話す練習になりました。

大学の学部で面白かった講義は、毎回の講義の終わり際に質問シートを提出するスタイルでした。

画像引用:線形代数学第一・演習 (2022年度) – 山田光太郎

教師はそのひとつひとつの質問に答えてくれます。非常に手間はかかりそうですが、教育的だと思いました。僕はこれを通して、小さな数学の質問・疑問を作る行為に慣れていったと思います。

学部4年以降は、研究室(ゼミ)に所属します。数学の分野では、セミナー(輪講)と呼ばれる学習スタイルがメインになります。学生が勉強したことを黒板の前で書きながら説明し、聞く側は質問やツッコミを入れるものです。

発表する側は、曖昧さや疑問を残した発表をしないように準備するので、当然勉強になります。少人数のセミナーの良いところは、聞く側が気楽に質問できるので、退屈しないところです。他人の質問の仕方を見て、勉強になるところもあります。

適度にアウトプットの時間が設けられている授業や講義は、ほどよい緊張と自由さがあり、退屈しにくいですね。

 

以上、つまらない授業や講義の暇つぶしとして、自習のすすめを紹介してきました。

授業や講義がつまらないと感じる大きな要因として、自分がアウトプットできる時間が設けられていないことがあります。少人数のクラスなら解消できるかもしれませんが、大人数だと難しい(教育コスト)がかかります。

そこで、大人数の授業や講義が退屈ならば、自習・独学をしてみると良いでしょう。自分のモチベーション、自分のペース、自分のカリキュラムで学び始めてみましょう。それまで「勉強ってつまらない」と思っていたとしても、案外学びが楽しめるかもしれません。自分なりの学びが確立できれば、そのサポートとして授業や講義も活用できるようになるでしょう。

木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。

 

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