どうも、木村(@kimu3_slime)です。
今回は、今年こそは数学を学びたいと思っている人に向けた、僕なりのアドバイスを書こうと思います。
数学の学習法
数学の教科書は書店で売られていますし、時間とお金のある人は学校で学ぶのも良いでしょう。
当サイト「趣味の大学数学」でも、学習方法についての記事があるので、参考にしてみてください。
大学数学入門:大学入学前に数学を予習したい人におすすめの本・勉強法
大学数学:大学数学を独学するための方法・考え方
今年からやろうは、むずかしい
さて、インターネット上には、無料の講義動画や教材がたくさん公開されています。
数学に限らず、プログラミングを学ぶ無料講座は、しばしばはてなブックマークなどで注目を集めています。
しかし、学びたいとなんとなく思う人は多いのでしょうが、実際に実行に移せた人はどれだけいるのでしょうか。日々の生活が忙しく、本一冊を読むのも大変、という気持ちはわかります。
数学をきちんと学ぶには、教材に合わせて、自ら紙とペンを使って書きながら考えることが必要です。それには時間がかかります。しかし、それが最も確実な道です。時間を確保して、数学に向かい合いましょう(笑)。
とはいえ、忙しいし時間も取れないけど、数学に興味はあるんだ、という人もいるでしょう。それは良いことですし、応援したいと思っています。
今からできることは、考え続けること
今年から、という大掛かりな仕掛けを、実行できるレベルに落とし込むのは難しいです。絵に描いた餅になりがち。
人間が大きく変わるのは難しいです。変わろう、という発想自体がうまくいかない予感がします。実際には、小さな変化を日々積み上げていくしかありません。それが結果としては大きな変化に見えることもあるでしょう。
そこで僕から提案する方法は、数学(学びたいこと)に興味を持ち続けることです。仮に教材に手を付けていなくても、興味を持って思いを馳せたり、情報収集をすることは、実際の学習の一歩手前として良いでしょう。
もっと言えば、数学に限らず、日々考え続けることが大事だと思います。時間が取れなくても、生活の中で頭を使って、頭の使い方を鍛えること自体はできます。自分なりに考え続ける習慣がなければ、数学なり何かを学び続けるのは難しいでしょう。
数学を学ぶ最初の段階では、教科書や先生が教えてくれる、という気持ちでいるかもしれません。僕はかつてはそうでした。教わる行為は受動的で、教える人がいなくなったら終わってしまいます。継続したいならば、教わっている時にも、人から学ぶという考え方をすると良いでしょう。自分なりの考えを持って人の話を聞けば、自然と疑問や質問も生まれ、理解が深まるはずです。
プロ格闘ゲーマー・梅原大吾さんは、こんな言葉を残しています。
『ゲームに飽きた』って言うんですけど、これは違うんですよ。ゲームに飽きたんじゃない、成長しないことに飽きたんです」「やってることが一緒だからゲームがつまらないってことにしてるんだけど、問題なのは成長していない自分のほう」
引用:「ゲームに飽きたんじゃない、成長しないことに飽きたんです」 プロゲーマー・梅原大吾が語る“ゲームに飽きる理由”に共感集まる
勉強もこれと同じだと思っていますが、これにもう少し補足したいことがあります。それは、成長している自分に気づくことです。自分で考えを持って問題に向かい合っていると、何か新しい発見をすることがあるでしょう。小さなものであっても、自分にとって新しいことならなんでも良いです。そういう自分の小さな変化に気づけるようになることが、人生に渡って長期的に楽しく学習を続ける上で、大事なのではないでしょうか。
もちろん、考え続けるのは疲れます。疲れたときは、休みましょう。体や心を壊したら、学ぶどころではありません。余裕から学びは生まれます。
以上、今年こそは数学を学びたいと思う人へ、考え続けようというアドバイスを書いてきました。
頭を使うことはいつでもどこでもできますし、少し意識を向ければ、自分の成長を感じられて楽しいものです。余裕がある時、ぜひこの話を思い出してみてください。
木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。
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